水彩画-284 『薫風のスケッチ(2)2020』

 先週に続いて、北杜市白州町付近で描いたスケッチ2点を掲載する。


[作品1] 画題 『新緑の白州1』 北杜市白州町白須、 サイズ:A4

 「道の駅はくしゅう」 の駐車場から裏手(西方向)に歩いていくと広々とした畑地があり、その向こうに南アルプスが連なっている。連峰の右手には 「甲斐駒ヶ岳」、やや左手には 「鳳凰三山」 が展望できる。ここに立ってスケッチのアングルを模索した時、題材候補として真っ先に目につくのは近くに迫る甲斐駒ケ岳だ。 
 しかし、“手前の田園や民家群” また “新緑に映える中間の小山” といった絵要素のバランスが良いのはむしろ鳳凰三山方向だと考えて、今回の画角を選択した。

B 新緑の白州1.JPG
       <同場所の写真>
B DSC07005.JPG
 このスケッチの主題は “中景の新緑” である。
 それを効果的に表現する手段として 「グリザイユ技法」 を試してみた。ブロッコリー状の樹影を描き分けるため、彩色の最初の段階において暗めの色で細かに “影” をつけていく技法だ。この下塗りが乾いてから、緑系の数種類の色を大まかに重ねていくことで、色を濁らすことなく立体感を出せるという訳だ。
 自身はまだ十分手慣れていないが、普通に彩色してから影付けするよりは “いい感じ” に仕上がるように思う。


[作品2] 画題 『新緑の白州2』 北杜市白州町鳥原、 サイズ:A4

 「サントリーウィスキー・白州工場」 のやや北側にある 「荒田」 という信号から小淵沢方面に通ずる県道がある。この付近から南西側を見ると、やはり南アルプスが良く眺望できる。作品1と異なるのは、手前に水田が広がっていること、点景になりそうな形の良い民家が沢山並んでいることである。
 従って、作品2では中間山地の新緑よりも、むしろ “代掻き作業中の水田” と “民家群” を主題とし、背景に南アルプスを入れるという考えで描いてみた。
B 新緑の白州2.JPG
       <同場所の写真>B DSC07032.JPG
 全体の雰囲気としてソコソコまとまっているとは思うが、まだ水田の水が入り始めたばかりで、周囲の映り込みが無い “泥田” の描写は難しいものだと感じた。

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