水彩画-270 『余寒のスケッチ(2)2020』

 今季の暖冬現象は半端ない。2月に入って数日ほど寒波があったが、それ以外は “春” を思わせるような暖かい日が多い。
降雪の回数自体が少ないうえに、仮に積もったとしても2,3日もすれば殆ど溶けてしまう。諏訪湖の 「御神渡り」 も全面結氷には程遠い状況で、早々と “明けの湖” の見通しが発表された。

 『余寒のスケッチ』第2弾は、いつもの仲間と久々に “富士山” を題材に描くことになった。


画題 『冬富士遠望』 北杜市大泉西井出、 サイズ:A4

 2月上旬のスケッチ会は良く晴れた日で、風が強くかなり冷え込んでいた。たまたま北側の八ヶ岳は雲に隠れてほとんど見えなかったが、西の南アルプスと南の富士山はくっきりと眺望出来た。

 定番スポットの一つである大泉西井出の田園地帯に出かけ、小さな川に架かる橋の近くに車を停めて南方向の “富士遠景” を描いてみた。
冬富士遠望a.JPG
       <同場所の写真>DSC06668.JPG

いつも感じることではあるが、北杜市から見る富士山はどうしても “遠景・小さめ” になるので、構図の取り方には一考を要する題材である。

 例えば富士山麓エリアで目の前に富士を大きく見られる場合は、相応の迫力を感じて絵に表現することも出来るが、北杜市エリアからの場合はカメラのズームレンズで見たような感じになってしまうのは如何ともし難い。
一方、見た通りに富士を小さめに描く場合は 「近景・中景について、どう変化をつけるか?」 を考えなければならない。逆説的ではあるが 「主題は富士ではなく、周囲の風景になる」 という意識で描いた方が成功する場合が多い。いわゆる浮世絵のような構図の取り方を念頭に置くといった感覚だ。

今回のスケッチは、まさにそのようなことを意識して描いてみた(具体的には下記)。

・近景:大きくカーブする土手道、枯田の階段状の畝、ススキ、針葉樹
・中景:民家群、連続する暗めの林、甲府盆地の奥へ続く山裾の広がり

この付近から過去に描いた富士のスケッチに比べると、いくらかは進歩したように感じている。

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